横須賀市を中心に外構工事・塗装工事を承っております、株式会社真輝です。
「火災保険を使って、タダで外壁塗装をしましょう」という文言を見たことはありますか?
調べると広告やチラシなどでよく見られますが、本当に保険が下りるのか怪しい、と思ったかもしれません。
おいしい話ではありますが、可能なのでしょうか。
今回は、火災保険を使った外壁塗装のからくりについて、ご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
■ 可能だけれど、レアケース
火災保険を申請し、受け取った保険金で外壁塗装をすることは、非常にケースは少ないですが、不可能ではありません。
広告の謳っている文言は、嘘ではないということですね。
ただし、複数の条件にあてはまっていないと申請は通らないため、通常の経年劣化による外壁塗装は難しいでしょう。
そもそも各家庭が加入している火災保険の内容は細かく異なり、一概に外壁塗装ができるとは言い切れません。
■ そもそも火災保険が下りる条件とは?
火災保険が下りるのは、以下の条件を満たしている場合のみです。
・災害による破損
火災保険は地震を除き、火災や台風などの自然災害によって、家や家財に出た損害を補償するものです。
外壁なら、飛来物によってひび割れができた、といった原因が確認されないといけません。
・損害を受けて3年以内の申請
申請は災害による損害を受けて、3年以内に完了させないといけません。
これは保険法第九十五条におけるもので、5年前などの災害については適用されないでしょう。
なお、すでに工事を行って補修が完了している場合でも、3年以内なら申請可能です。
・補修費用が免責金額よりも高い
免責金額とは、損害の一定額を契約者が自己負担するもので、契約時に設定するものです。
多くは20万円であることが多く、もし工事に100万円かかったとしたら、80万円の保険金を受け取れることになります。
この免責金額よりも、補修費用が上回っていないと、保険は下りません。
■ 「火災保険で外壁塗装」の本当のところは?
外壁塗装は、災害による破損がきっかけで行うことはとてもレアです。
では、「火災保険で外壁塗装」の文言は、どうしてまかり通っているのでしょうか。
・足場代が浮く
外壁以外に屋根などが災害によって破損してしまうと、補修に足場が必要になります。
この場合、火災保険を使って屋根の補修工事ができるのは本当ですが、足場があるので外壁塗装も合わせて行いませんか、という営業をかけられることが。
足場費用は安くはないため、確かにお得にはなりますが、今は保険会社による審査が厳しく、通用しなくなりつつあるようです。
・書類作成代行の手数料を取る
火災保険の申請は本人しか許されていませんが、申請書類の作成は代行が可能です。
書類作成は複雑なため、正直そのほうが助かる、という方は多いかもしれませんね。
しかし、業者のなかには、その代行に手数料を取るタイプもいます。手数料を取るために、補修費用を多めに見積もる、壊れていないのに嘘の申請をするのもよくある話。
この申請が虚偽と判明すると、保険が下りなかったり、減額されたりすることも多いです。
・高額なキャンセル料を要求
「火災保険でできますよ」と契約を持ち掛け、保険が下りないと分かって施主が取り消しを申し出ると、高額なキャンセル料を要求するものです。
ほかに、工事完了後に「保険の対象外だった」と言い、工事費の全額を請求するものもあります。
いずれにしても悪質なものなので、被害に遭った際は消費者センターに連絡することをおすすめします。
■ 神奈川県での外壁塗装は「株式会社真輝」へ!
株式会社真輝は、横須賀市を中心に、神奈川県・東京都にて外構工事・塗装工事を承っております。
外壁塗装は火災保険を使用しての工事は難しいですが、自治体によっては助成金・補助金制度が設けられているほか、地元の施工業者に直接依頼することによって、余分なマージン費をカットできます。
工夫次第で、費用を抑えることも可能ですので、お気軽にご相談くださいませ。
お見積り・ご相談は無料で承っております。
■ まとめ
火災保険で外壁塗装を行えるかというと、不可能ではありませんが、適用されるのはごく少数です。
どちらかというと、保険制度を悪用する、詐欺を目論んでいる可能性が高く、災害による破損があっても選ばないほうが賢明かもしれません。
不安になった場合は、契約している保険会社や、信頼できる外壁塗装業者に相談してみてください。